理事長所信
Belief
縁あれば千里

はじめに
全国的な人口減少と少子・高齢化社会の進行は、私たちのふるさとである川西市、猪名川町においても例外でなく、人口推移ではピーク時より約6千人もの減少という状況であり、生産年齢人口においては約1万6千人もが減少という現状であります。このまちは安心して子どもを生み、育てることのできる穏やかな街並みではありますが、まち固有の魅力ある施設や文化などの発信はまだまだ不足しています。また、青少年の成長過程で体験する大人や仲間たちとの、様々な交流が減少しております。青年会議所の理念である、明るい豊かな社会の実現のために、まずは会員が地域のリーダーとなるべく学び成長し、山積する課題に対してよりよい運動を展開していくべきです。また、自分たちの知識や経験では補えないものは行政や各種団体をパートナーとして協力を仰ぎ、情報交換や行動を共にし、若い我々ならではの柔軟な発想力で固定概念に囚われないアイデアで挑戦し、課題一つひとつに最善の解決策を模索します。そして、解決に向けた事業を実施し、私たちが率先して行動する中で見出す課題を地域住民の方々と共有し、このまち全体で課題解決に向けた運動を展開してまいります。それによって、会員にはまちの新たなるリーダーとしての自覚が根付き、運動を展開する中で意識変革を呼び起こします。このことにより、ふるさとに対しての帰属意識向上がもたらされ、それと同時に、何事にも常に主体者意識を持ち挑戦を続けていくことで、成長し愛するふるさとへ新たな活力をもたらします。
まちづくりについて
川西市・猪名川町における人口減少は、行政サービスの低下や民間企業の撤退へとつながり、さらなる人口減少、地域コミュニティの機能低下などを招き、私たちの生活基盤の危機となりかねません。まちの持続的発展のために、地域が有する施設や自然、歴史的な魅力の発信をおこないます。私たちがまずこのまちの現状を把握し、まちの強みや魅力を再認識し、このまちや近隣自治体に青年会議所のみで発信を行うのではなく、行政や、民間企業をパートナーとして巻き込み、共にまちの魅力を発信することで、多角的な発信となり、このまち独自の強みとなります。また、このまちにおける強みである1つのカテゴリーに着目し、その魅力を地域住民や他府県の方々に発信し体感していただきます。そして、これを1年通して継続することで、このまちの新たなブランドを構築していきます。それが、まちのイメージや魅力の向上となり、一人ひとりがまちに対する愛着や誇りを醸成し、帰属意識の向上へとつながります。また他府県や近隣市町村からの交流人口増加へとつながり、このまちの魅力が伝播され更なる地域発展へとつながります。
青少年育成について
少子化・核家族化の現代社会において子供たちが、仲間や、自分を支えてくれている大人たちへの思いやりの心や命の大切さ、規範意識、自己決定力を学ぶ機会が十分にあるとは言えません。自立した青少年の育成のためには、机上の学習だけでは十分でなく、経験によって得られる技能や、自分の肌で感じ体験する生きた知識を体得することが欠かせません。次代を担う青少年の育成は青年会議所運動の根幹であります。彼らが失敗や苦労を重ねつつ、自分一人では達成できない課題を乗り越え、試行錯誤を通じて、青少年が「がんばればできるのだ」と自らの成長を実感することで、周りに流されず自ら考え行動できる判断力や選択能力等を培い、主体性をはぐくみ夢や目標に向かってすすむ青少年へとなります。それにより、自立した社会人の一助となるための素質や力量が醸成され、ふるさとの未来を担う人財となります。
会員拡大・会員研修について
現在のLOMはこの先2年で約半数が卒業し、このまま会員数が増加しなければLOM存続自体が危ぶまれる現状にあります。まちづくりのためにも、そしてより多くの若者に対し、意識変革の機会を提供するためにも、会員研修と拡大が必要です。会員拡大は青年会議所の運動そのものであり、まずは会員自らが青年会議所の魅力を実感し、誇りをもって地域の若きリーダーに伝播することが大切です。そこで、青年会議所の歴史や存在意義、青年経済人としての個の資質向上に向けた研修を行います。そして会員が具体性を備えた熱意をもって、新たなる同志を招き入れます。また、拡大を成功させるには、明確な目標数値を掲げ、なぜ拡大が必要であるかを会員全員が理解し、一人ひとりが意義と目的を意識し、運動を続けていくことが肝要です。また、2022年には川西青年会議所は創立55周年を迎えます。まさに今この時こそが、改めて学び、歴史と向き合い、自己の資質向上へたゆまぬ努力を続けることで、盤石な55周年とその先を見据える礎となる一年となります。このまちの若きリーダーが増え、様々な運動を波及させることにより、地域に対し必要不可欠で魅力のある組織となっていきます。
組織について
先輩諸兄が築いてこられた伝統と歴史を基盤としながらも、現状に則した組織へと変化していく必要があります。組織は同じ目標や目的に向かう人の集合体であり、所属している人がそれぞれ別々の方向に動いてしまうと組織は正しい方向へは進めません。組織運営を行っていくうえで求められるのは、会員全員が課題を共有し、役割分担を明確化、会員が当事者意識をもって様々なことにチャレンジする機会を設けることです。これによって、会員の士気と資質が高まり、青年会議所が更なる研鑽の場となります。また普段から会員同士が情報交換を行える環境を設け、その中で生まれた発想や知恵を実現できるよう努めることにより、互いに信頼関係が生まれ、会に対する帰属意識の向上やモチベーションの向上にもつながり、様々な変化に対応できる強い会員となっていきます。盤石な組織運営により、会員一人ひとりのスキルが向上し組織は活気づき同じ目標に向かって進むことで様々な困難にも対応できる柔軟で前向きな組織となり、地域に根差した組織となります。
おわりに
青年会議所運動の本道とも言うべき人づくりとまちづくり、青少年健全育成、そして拡大。しかしその根幹もすべてがご縁あってこそであります。入会し、ともに時を過ごし、議論を重ね、運動を続ける我々は、来年の創立55周年を迎える川西青年会議所を飛躍の年とすべく、本年は人と人とのつながりに重きを置き、人を想い、まちを想い、仲間を想い、運動に邁進いたします。
「縁あれば千里」縁あれば千里を隔てても会い易し、縁なければ面を対しても見え難しの精神ですべての会員が全力でこの一年を駆け抜けてまいります。
【事業方針】
地域と連携したまちのブランディングの創出
自立意識向上に眼目を置いた青少年育成
10名の拡大
会員の資質向上
55周年を迎える体制づくり
統率がとれた組織運営
一般社団法人 川西青年会議所 / 〒666-0011 川西市出在家町1番8号 川西市商工会館内 TEL.072-759-6959 FAX.072-759-0920