理事長所信
Belief
仁 〜思いやりの心で織り成す絆〜

はじめに
戦後の混乱がつづく1949年、「明るい豊かな社会」を実現するために熱い志をもつ地域の若者が集い、日本で初めての青年会議所が設立され、以降現在にいたるまで671の青年会議所があり、全世界においては114ヵ国に同じ志をもった青年会議所が存在します。
川西青年会議所は1968年に全国で367番目に設立され、長きに渡る歴史の中で我々の先輩諸氏は、川西市・猪名川町が抱える様々な課題に対し真摯に向き合い、熱い想いをもって地域の発展のため運動を展開し、その熱い想いが脈々と受け継がれてきたからこそ高い志をもった若者が集う団体として現在の川西青年会議所があります。
人が人のために行動を起こせること。
これは私が、青年会議所運動をおこなっていく中で大切にしていることであります。日々生きていく中で、この人のために何か出来ることはあるか?と考えることはあっても行動に移せているでしょうか?見返りを求めるのはごく普通の思考であり無償で誰かのために行動をおこすことは簡単にできることではありません。
古き良き日本では人と人が手を取り合い、地域や家族の中での密接な絆と相互扶助を重視しており、近隣同士や親族間では、困ったときに助け合う「お互い様」の精神が根付いており、日常生活の中で自然に支え合う時代となっていました。
現在の日本では機械技術の進歩や情報化が進み対面でなくとも誰とでも気軽にコミュニケーションをとることができ、人とのつながりをもつことが容易となり、個々の価値観が尊重され、豊かな日本へと発展してきました。しかし年々少子高齢化、核家族化は進んでおり、川西市・猪名川町にとって大きな課題となっている現状にあります。
少子高齢化によりまちの担い手不足が懸念され、核家族化により人とのつながりが希薄化し、これらによってまちの衰退が予想されるなか地域の発展には、地域住民一人ひとりの思いやりからなる人間関係が互いに助け合い、協力し合う基盤となり、地域全体での連帯感がうまれ、まちが発展し少子高齢化、核家族化への解決へとつながるからです。
人と人が関わり合うからこそつながりがうまれ、つながりを大切にするからこそ絆が深まり、絆が深まるからこそ人間として成長へとつながり人のためにと自然と思えるのではないでしょうか。
私たちは川西青年会議所の一員として地域住民のため、未来の子どもたちのために何ができるのかを考え、課題解決に向け一人ひとりが行動におこすことで、人のためがまちのためとなり、ひいては日本のためとなると考え、青年会議所運動を通して地域住民に一人でも多く共感者をうみだし、一人ひとりが思いやりをもって他者を尊重し合うことで安心して暮らせる環境がうまれます。こうした行動が積み重なることで、まちは互いを支え合う場所となり、地域の輪が広がり、日本の輪が広がり、人びとが笑顔で過ごせる社会へとつながると確信しています。
地域社会貢献について
川西市・猪名川町は交通の利便性も良く、山や川といった豊かな自然に囲まれ子ども達の豊かな心の醸成に必要な環境が整っており子育てに最適な地域としての魅力を備えており、他地域にも誇れる歴史や重要文化財もあり、多数の魅力を有するまちであります。しかし、近年若い世代の都市部への移住が増加の一途を辿っています。これを踏まえ、一度は都市部へ移住した若者でも再び川西市・猪名川町に戻ってきたいと思えるような郷土愛溢れるまちが必要であります。
まずは、川西市・猪名川町にある様々な魅力を再認識させる取り組みから地域の歴史や文化、豊かな自然の美しさに触れ、若者たち自らが地域の新たな魅力を発見・創造し、地域の価値を再認識する機会を増やし、自身の地域に対する誇りや愛着を醸成することが重要だと考えます。
また、私たちの運動を効果的に波及させるために行政や地域のコミュニティとつながりを深め、若年層がコミュニティに参加しやすい環境をつくり、若い世代が主体となって地域の活性化を目指していくことが必要です。
まちづくりはひとづくりであることから私たち川西青年会議所はひとの意識に変革をもたらす団体としてどの様な課題に対しても前を向いて率先して行動をおこし、自身が住み暮らすまちに戻りたいと思える郷土愛を持った人財をひとりでも多く醸成し、川西市・猪名川町の持続可能な発展を目指します。
青少年育成について
情報化社会において、子どもたちの健全な育成には大人の支援が必要不可欠です。急速に移り変わる時代の中で、子どもたちが未来を生き抜く力を身につけるためには、多様な機会から経験を通じて成長することが必要です。そのためには、私たち大人が率先して失敗を恐れず挑戦できる環境を整え、子どもたちが安心してまっすぐに挑戦できる環境が重要です。
子どもたちがあらゆる情報の波に流されることなく、自らの判断で行動できる力を育むには家庭や地域社会において、子どもたちが様々な人びとと関わりをもち、実社会でのコミュニケーション能力を高める機会から実際の社会における人間関係の大切さを学び経験することで責任感や協調性が醸成されます。
子どもは地域の宝であることから我々大人達が手本を示し、地域全体で協力し、青少年育成に携わることで子どもたちが情報化社会を生き抜く力を身につけ、人と人のつながりを大切にする大人へと成長します。
私たちは青年会議所として、地域社会の一員として、未来を担う子どもたちの育成に全力で取り組んでいくことが使命であり、青少年が健全に成長し社会に貢献できる大人へと成長する未来を築いていきます。
会員拡大・育成について
毎年、川西青年会議所では会員拡大が進み、様々な新入会員を迎えることができました。しかし、歴の浅い会員が全体の約半数を占める現状において、会員の育成がますます重要な課題となっています。私たちが持続的に発展し、青年会議所の使命を果たしていくためには、会員が「青年会議所とは何か」を運動から自身が見出し、その価値を他者に伝えることができる人財に成長することが必要です。
会員育成においては、友情やチームワークの精神を強調することも重要であり、会員が積極的に何事にも参加し、他の会員と強い絆を築き、互いに助け合い、切磋琢磨しながら成長する環境を整えることが必要です。
会員に対しては、継続的な学びと成長の機会を提供することが重要です。様々な機会を通し、青年会議所の理念や歴史、運動内容について深く学び、組織の一員としての自覚を育みます。
会員が積極的に何事にも参加し、実際の運動を通じて学びを深めることが大切です。
川西青年会議所は、これからも多くの新入会員を迎えながら、全ての会員が一丸となって地域の課題解決に向けた運動を続け、未来を担う人財の育成を通じて、より強固で持続可能な組織を築き上げてまいります。
組織運営について
川西青年会議所は、これまで時代の変化に合わせた組織運営を行ってまいりました。近年、現代社会において多様性と効率化が推進される中、これらの推進には多くの利点がある一方で、課題も存在します。組織運営をおこなううえで友情が重要であると考えます。友情は一朝一夕で育まれるものではなく、支え合いや競い合いから深まります。仲間のために行動を起こし、組織の中で人と人とのつながりを強化し、共に成長し、助け合う精神を育む基本となります。
青年会議所の本質は、「人が人のために行動を起こせる人財」の育成にあります。自己の利益や成功だけでなく、他者のために積極的に行動できる人物こそが、青年会議所会員であるべきだと考えます。この理念は、組織の運営方針や活動においても一貫して反映されており、規律やルールの遵守だけでなく、会員同士の絆を深めることが不可欠です。規律は組織の基盤を支える重要な要素であり、効率的な運営を可能にします。しかし、ただ規律を守るだけでは、真に強固な組織を作り上げることはできません。組織の力は、個々の会員が互いに信頼し合い、支え合うことから生まれます。会員同士の絆が強まることで、一人ひとりが自分の役割を果たしつつ、他者のために力を尽くすことができると考えます。
一人がみんなのために、みんなが一人のために率先して行動を起こす組織運営が地域社会に影響をおこせる絆の深い強固な団体となります。
最後に
今こそ会員間の絆を深め、川西青年会議所が一丸となる必要があります。そのためには、「仁」の心をもち、仲間のために何ができるかを第一に考え、共に乗り越え、共に喜び、共に泣く、そんな人間らしさを共有し、互いに成長することこそが青年会議所の本質であると信じています。
困難に直面した時には、全員で力を合わせて乗り越え、成功の喜びや達成感を分かち合える組織を目指し、助け合いの精神を通じて、互いに切磋琢磨し、会員全員が笑顔で青年会議所活動を行い、その姿を見た地域住民が興味を持ち、共感し、応援したくなるような青年会議所になると考えます。
私たちが一丸となって未来を切り拓くために、共に挑戦し、共に喜び、共に泣きながら歩んでいきましょう。
【事業方針】
1. 地域に愛着と誇りある人財の創出
2. 相互扶助の精神溢れる青少年の健全育成
3. 思いやりあるリーダー育成
4. 共感からなる会員拡大
5. 取り残さない組織運営
一般社団法人 川西青年会議所 / 〒666-0011 川西市出在家町1番8号 川西市商工会館内 TEL.072-759-6959 FAX.072-759-0920